吉田悦志ゼミナール 明治大学国際日本学部

Etsushi Yoshida Seminar

3年後期第一回ゼミ記録

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3年の藤本です。
台風の影響で一週間遅れで後期のゼミが始まりました。後期からは二人も留学生が増えて非常に嬉しいです。というわけでこの日のゼミははじめに留学生のお二人に自己紹介をしてもらったり、ゼミの説明などをしました。しかし気がつけば残り時間がわずかに。そのためやや駆け足気味で本題を進めました。

今回は豊田穣の「坂本竜馬」について話し合いました。発表は福島さん、司会は高橋くん。発表の内容は、まず竜馬の身分に焦点をあて、土佐の特殊な身分制度について説明があり、竜馬の功績として政治的に行ったこと・それ以外で行ったことをまとめていました。議題は、「坂本竜馬の人物像とは-革命家、政治家、実業家として」、「何が坂本竜馬を革命家として脱藩させたか」、「船が竜馬に与えた可能性とは」という三つでしたが、時間の関係上「竜馬とは」といった大きなくくりの中で意見を出し合いました。竜馬の人柄としては、自由気まま、武骨、他人任せでなく自ら行動におこすという意見が出ました。また、細かいことにとらわれず全体を見通す能力を持っていて、それが薩長同盟を成しえた一因ではないかとまとまりました。さらに、この時代の武士には珍しく商業的な感覚を持っていたことも竜馬の特徴であり、これは商家であった才谷屋の影響が強く、このことが最終的に船につながったのだという結論に落ち着きました。

今回は発表と議論合わせて正味20分程度しか時間がなかったため、十分な議論をすることはできませんでしたが、短時間で皆集中して取り組んで良い議論になったと思います。

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