吉田悦志ゼミナール 明治大学国際日本学部

Etsushi Yoshida Seminar

4年前期活動報告

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続いて、2本目です。

6月27日・7月4日の2週にわたり、木内昇さんの『幕末の青嵐』について議論をしました。この回の司会は折りちゃん、レポーターがかおりちゃんです。

 

最初に作家さんにより人物解釈が違うという話になりましたね。2期生は司馬さんイズムを受け継いでいるのか、司馬さんとは違う木内さんの描き方に新鮮さを感じながら読み進めることができました。

 

議題1 近藤は新撰組をどのような組織にしたかったのか。

議題2 「自分の死に場所をこの戦の中で見つけられれば本望だ」といった土方の心境は。

この2つについて議論を進めました。

1について。近藤は農民出身で身分のコンプレックスが少なからずあったのではないか。そのために上昇志向が強く、さらに自身の立場を明確にするため(武士として認められるため)新撰組を組織し、自身の地位を築いていった。ということでした。目的より結果を重視し実績として、新撰組を成り立たせていた?

さらに、思想の話にもなりました。新撰組の思想は弱いがために行動はしやすいが、思想がない(学がない)から全員がまとまれず何人かの死者を出してしまったのでないか・・・。組織―思想―政治の関係性が重要であるという話になりました。

 

土方にとっては、近藤が一番であり自身は常に2番手。近藤があっての新撰組という考えが強いのではないか。逆に考えると、土方がいなければ新撰組は成り立たない。近藤の政治観では他の組織や藩のものに太刀打ちはできない。と個人的に考えてしまいました。リーダーの在り方やそれを支えるものの力を考えることができる作品でした。

 

なんだかだいぶ内容が薄いですね・・・。申し訳ないです。

 

 

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